モノクロ天体写真(月面)
星野写真が撮影の中心だが、たまには月の写真も写す。
時間的に撮影しやすく見栄えもする上弦の月前後の月齢を狙う。
フィルムはもちろんTP2415。シーイングが安定している時には、
思わずゾクッとするような仕上がりとなる。
暗室処理で、現像液の中に印画紙を浸すと、次第に像が現れる。
タイミングを見計らって停止液、定着液へとくぐらしていく。
定着液の中では、周囲の黒がグッとしまってくる感じになる。
良い感じに仕上がったと思っても、セーフライトの中と蛍光灯下では
まったく違って見える時がある。
うまく出来たと思い、全部片付けてしまったが、どうしても仕上がりに納得いかず、
再び片づけた現像液や定着液などを準備することもしばしばあった。
昔は、乾燥で失敗して焼き直したこともあったが、RCペーパーが出てからは
乾燥ミスはなくなった。
暗室作業と酢酸のニオイ…ホントに懐かしい
| 固定リンク | 0
「天体写真」カテゴリの記事
- M104とNGC4565(2024.05.16)
- カリフォルニア星雲からプレヤデス星団(2019.09.10)
- 三ツ星から小三つ星付近(2017.10.08)
- ぎょしゃ座の散開星団と散光星雲(2017.10.05)
- カシオペヤ座からシリウスまで(2017.10.01)
コメント