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2010年10月11日 (月)

Distagon(ディスタゴン)28mmF2.8の試写(星野写真)

先日GETしたディスタゴン28mmF2.8で星野写真を撮影してみた。
天体写真は無限遠の点光源という、レンズにとっては過酷な?被写体。
一般撮影には十分な性能でも、天体写真にはイマイチだったりする。

撮影は露出を一定(180秒)にして、絞りのみ変えた。
最初に開放となるF2.8、次に2.8と4の中間、そしてF4という3パターン。

【F2.8】
1011_1

【F2.8と4の中間】
1011_2

【F4】
1011_3

ご覧いただいてわかるとおり、周辺減光が著しい。
空の状態もあるとは思うが、同じ時間帯に撮影したEF85mmF1.2Lと比較しても、その違いは明らか。
F4まで絞っても、画面全体のフラット感は増すものの、妥協?できるレベルにはならなかった。

一方、中心部の星像は問題なく、アダプター経由であっても、きちんと無限遠は出ていた。
しかし外側にいくにしたがって急激に像は悪化し、中心部から7割を超えるあたりからは、
例の鳥が羽を広げて飛んでいる感じになる。
周辺部をピクセル等倍で切り出してみた。

【F2.8】
1

【F4】
2_3 

周辺減光とは違って、星像に改善は見られる。
しかしF4まで絞ったならば、周辺部でももう少し良い星像を結んで欲しいもの。

ひとつ思ったのは、
今回はフルサイズ(EOS 5D MarkⅡ)ボディにレンズを付けて撮影してみたが、
もしAPS-Cサイズのカメラに付けたらどうなるだろうということ。
画角が狭くなる分、周辺減光や星像悪化の部分はオミットされる形になるのだろうか。
今度、KissX4に付けて試写してみたいと思う。

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