« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月

2010年11月23日 (火)

秤動(ひょうどう)~月の首振り運動~

Hyodo5

いつもコメントをくださるkiralynnさんから『学習的』というフレーズをいただいて、
ふとひらめいたのがこの構図。
ということで、今回は学習的な写真、「秤動」の様子がわかるショットをご紹介。

月は自転周期と公転周期が一致しているので、いつも地球に対して同じ面を向けているが、
少しだけ不規則な首振り運動をしているため、実際には59%の月面を私たちは見ている。
この首振り運動を秤動と呼んでいる。

2枚の写真を見比べると、月の模様の見え方が若干違っているのがわかる。
本当は満月ころの写真で比べるともっとわかりやすいのだが、
ただでさえ晴れ間の少ない当地。そうそうタイミングよくは撮影できない。
ということで、撮りためた中から輝面比の似通った写真を選んで1コマにまとめてみた。

雨の祝日のお遊びでした。

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年11月21日 (日)

月齢15.3(今宵の月)

Img_8262_2 
2010.11.21 21h08m FC-100+XP24mm+EOS 5D MarkⅡ(ユーザ設定モノクロモード・ISO100)

明日の未明には満月。この時間帯だと、ほぼ満月。
シーイングは良くなかったが、ブログ上やお手伝いをしているプラネタリウムの番組構成で
月の模様の形が必要となることがあるので、一応撮影。

模様がわかりやすいように、ちょっと誇張した処理をしてみた。
たしかに見方によっては、いろいろな形に見えるものだ。

| | | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年11月19日 (金)

雲ひとつない・・・

1119_1

晴れ
「お見事!あっぱれ!」と声をかけたくなるような青空。
昨夜の透明度の良さが、そのまま続いてくれたようだ。
歩かないともったいないと思わせる今日のお昼休みだった。

このお天気はそのまま続き、夕方に窓の外を見ると、

1119_2

これまた見事な夕暮れ。
月明かりがなければ、きっと降るような星空になるのだろう。
スカイラインがくっきりと際立っている。

余談だが、あっぱれを「天晴れ」と書くのは当て字だそうだ。
しかし今日の青空は、あっぱれ=天晴れが成り立つ空だと思った。

| | | コメント (3) | トラックバック (0)

2010年11月18日 (木)

今宵の月

Img_8171
2010.11.18 20h08m FC-100+XP24mm+EOS 5D MarkⅡ(モノクロモード・ISO100)

お天気に恵まれなかったり、いろいろあったりして、
実に久しぶりに月を撮影した。
どうも撮影と画像処理の手順が曖昧になっていて、勘が取り戻せない

それにしても透明度の良い空である。
これだけ月齢の大きな月が輝いているのに、星がよく見える。
たぶん昼間なら、心が洗われるような青空に違いない。
明日は暖気に覆われて、日中は気温もあがり、小春日和になるらしい。
まだ週間予報に雪マークは現れないが、そろそろ覚悟を決めなくてはいけない。

| | | コメント (6) | トラックバック (0)

2010年11月16日 (火)

ある日の夕暮れ

1116

1週間ほど前のこと。
ふと窓の外に目をやると、
黄金色に輝く雲が飛び込んできた。
思わず、携帯のカメラにその様子をおさめた。

少しずつ冬型の気圧配置が安定?してきて、
日本海側のお天気は、晴れ間を望むのが難しくなってきた。
思えばもう11月も半ば。
早い年には降雪さえ見込まれる時期だから仕方ない。

ウォーキングも星空も、なかなかネタになりにくい季節になってきたので、
撮りためたワンショットをネタに記事を書いてみた。
もうすぐしし座流星群の極大日。
今年は月明かりもあるけど、出現はどうなるのだろう。

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 6日 (土)

TOAST-Pro用汎用アーム

1106

少し前の記事で
「TOAST-Proは使い勝手の良いポタ赤だけれど、北天の構図決めに制限があって…」
と書いた。

その後、ネットを見ていたら、やはり需要のあるところに供給はあった。
以前にもお世話になったテレスコ工作工房さん。
なるほど、こういうアームを取り付ければ、死角は解消される。
もともとの製品はTOAST用で、全長が30センチほどあったのだが、
TOAST-Pro用ということで、20センチ強に短くしていただいた。

アーム本体はネジでステージに取り付ける。
「1個でも大丈夫ですよ」
ということだったが、2個取り付けていただいた。
これで不用意にアームが回転するのを防ぐことができる。
また、アーム自体は自重もあり、ステージ上をスライドさせられるので、
若干のバランス調整が可能だ。
さらに、自由雲台の底面が触れる場所にイモネジがねじ込んである。
雲台を取り付けた後に、このイモネジで固定すると、
雲台の不用意な回転、カメラの落下を防ぐことができるのだそうだ。
実践から考えられた「なるほど」と思う仕組みである。
このイモネジ以外は、すべて工具なしで取り付け可能な汎用アーム。
フィールド実践者ならではのアイディアだ。

全体的なバランス調整にはドイツ式赤道儀と同じくバランスウェイトを使う。
お願いをしてM10ネジを両端に切っていただいた。
手元にシャフト軸に流用できるパーツがあったので、利用しようと思ったからだ。
この軸径が20mmあるので、今後これに対応したウェイトを見つけなければならない。
いよいよ適当なウェイトが見つからなければ別の奥の手があるので、
いずれTOAST-Proと汎用アームを使った撮影スタイルが完成することになる。

このところ公私に多忙を極めていたため、星空からはご無沙汰だった。
明日は立冬。今夜あたりそろそろとは思うのだが、熊の出没情報が絶えない

| | | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »