流れ星はどこだ!?(ペルセウス座流星群観望&撮影行)
13日の23時過ぎ。
見上げると満月直前の月が煌々と輝き、
申し訳なさそうに星々も見えていた。
西空を確認すると、しばらくはこの晴れ間が続きそうだったので、
ペルセウス座流星群を見に出かけることにした。
今年は極大日付近が曜日的に恵まれてはいるが、反面、月齢は最悪。
3年ごとに変わる月齢の条件。ちなみに、来年は下弦過ぎの月があるので、
やや悪といったところか。
準備していた機材を積み込んで、車で20分。
ライトを消して車から降りて見上げると、薄雲が地平近くに確認できる。
数枚でも撮影はできるだろうと読み、機材を準備することにした。
今回のシステムは、
EOS5D MarkⅡ+AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED+TOAST-Pro。
Manfrotto410雲台+BENROのカーボン三脚を足回りにした。
いつものようにポーラ・アライメント・ホールで極軸合わせ。
バックグラウンドが明るいので、北極星がよく見えないがなんとかセット。
さて、観望+撮影スタート。
日本流星研究会のホームページを見ると、
昨夜は極大に向けて順調にその数を伸ばしていたようだし、
流星エコーも時折、大きな波形を記録していたようなので期待していた。
極大日時は過ぎたとはいえ、そこそこ流れるのがペルセ群。
ところが、10分過ぎても20分過ぎても、流れ星の「な」の字も見られない。
急速に収束してしまったのか、それとも暗い流星が多いのか。
ぶつぶつ言いながらも見ていると、30分を過ぎた頃にようやく1個。
0等級。でも月明かりのせいか、いつものペルセ群の迫力なし。
しかも写野とはまったく違うところなので、テンションあがらず。
その後もまったくイイところなく、雲の往来も激しくなったので午前3時半過ぎに撤収開始。
自分の視野を横切った流星数はわずか4個。しかも写野の外ばっかり。
急に眠気を感じてきた。
ふと東天を見ると、オリオン座。
そうそう、ペルセ群の撤収前はオリオン座とシリウス観望だったと思い直し、再びカメラをセット。
この撮影スポットからの東天側は送電線&鉄塔だが、とりあえず1枚撮影。
このショットをお土産?に帰宅。
ということで、1枚目の写真には流星が写っているわけではないので悪しからず。
それにしても、こんなに流れ星が見えなかったペルセ群は珍しいかもしれない。
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コメント
おおー、ペル群ですね。
13日の夜は迎え盆でそちらにいました。
スキー場の上にでもいってみようとも思ったんですが、何十年も行ってないので道がわかりません。
時期になるとMLで連絡のある小屋も一度も見たことがありません。
なんか細い道を車で登った記憶がかすかにあるだけです。
おまけに13日の夜半前は曇ってましたよね。
さて、明日は送り盆なので、家族揃ってお墓に寄るついでに「宇宙フェスタ」に行くつもりでした。
さあーて、何を見るかなあと、さっき「宇宙フェスタ」のHPを開いてびっくり。
なんと、7月末で終わっていたんですね。
がっくりこきました。
投稿: ゆうじ | 2011年8月15日 (月) 20時35分
12日は曇りでしたが、13日はGPV予報で晴れ間も望めたので、
ちょっとだけ期待していました。
案の定、晴れてはくれたのですが、ほぼ満月と飛来する雲と稲光に辟易状態でした。
スキー場の上は草が伸び放題で、視界がかなり遮られていると聞きました。
それ以前に、先日の豪雨で道が寸断されているかもしれません。
観測小屋への道は細くはありません。
今度、機会がありましたらご案内します。
投稿: 星のおじさん | 2011年8月15日 (月) 21時11分