スーパームーンの大きさ
5月6日は満月。
平均38万キロメートル離れている月が、5月5日から6日にかけて、
約35万7000キロメートルにまで近づいた。視直径は33.6′。
このように、普段の満月よりも大きく明るいものを「スーパームーン」と呼んでいるらしい。
では、どれくらい大きいのかということで撮影してみた。
本当ならば月と比べなくてはいけないのだが、
とりあえず視直径の変化が少ない太陽との比較でご容赦を。
左側が5月6日の月、そして右側が5月5日の太陽である。
撮影した光学系はもちろん同一。
並べてみると、月のほうが大きそうなことがわかる。
よりわかりやすように、両方の像を重ねてみた。
と、間違いなく月のほうが大きかった。
この状態で太陽-月-地球と並んでくれれば、金環日食ではなく皆既日食となるのだが、
楕円軌道の月は、半月後の5月20日に40万6000キロメートルと、一気に遠くなってしまい、
そのまま5月21日を迎えてしまう^^;
金環日食ではダイレクトに月は写せないが、太陽に重なる月の影と今回の満月を比べてみると、
よりハッキリとスーパームーンの大きさがわかるに違いない。
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コメント
こんばんわ。
スーパームーン、私は見損ねてしまいました……(u_u。)
日食まであとちょっと!ほんとに楽しみですね。
投稿: 今鹿 | 2012年5月 8日 (火) 20時59分
こんばんは。
いつもコメント、ありがとうございます。
こちらは曇りがちだったのですが、
ピンポイントで何とか顔を覗かせてくれました。
調べてみたところ、
来年のスーパームーンは6月23日だそうです。
ただ、今年よりもほんの少しだけ遠い(小さい)ようです。
投稿: 星のおじさん | 2012年5月 8日 (火) 21時37分