
私の場合、もともと星野写真は広角から中望遠クラスのレンズを多用していたため、
極軸望遠鏡で極軸を合わせておけば、いわゆるノータッチガイドでこと足りていた。
ところがデジタル時代になり、より精度の高いガイドが求められ、
もう少し焦点の長いレンズも使ってみたいという欲がでてきたこともあって、
オートガイドシステムを構築することにした。
選択肢はいろいろとあったが、最終的に選んだのは、
K-ASTECさんが提唱する小型オートガイドシステム。
ペンシルボーグ+Lodestar+K-ASTECオリジナルパーツからなるハードに
PHD Guidingソフトを組み合わせたもの。

とりわけK-ASTECさんが考案したLodestar一括ケーブル改造は大変使いやすい。
さらに私は、Lodestarの台座にBenro自由雲台B00を組み合わせた。
プレート直付けでも感度の良いLodestarはガイド星選択に事欠くことはないのだが、
自由雲台を組み合わせて汎用性が広がることを期待した。
以前、ST-4が全盛だった時代。
私も導入してみたのだが、何度やってもキャリブレーションエラー。
そのうちオートガイド熱も冷めてしまった。
今にして考えれば、赤道儀の赤緯体に問題があったのだと思う。
それもAGS-1X改造を行った際に不具合を解消していただいた。
このオートガイドシステムで撮影した写真がこれ。
もっとも焦点距離は100mmレンズなので、ノータッチガイドで撮影しても違いはほとんどないが^^;
現在、K-ASTECさんで開発・製造が進められている小型赤道儀のAG88システムを入手できた暁にも、
この小型オートガイドシステムをそのまま稼働させたいと思っている。

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