VMC200Lファーストライト(月齢19.1)
2013.06.28 02h08m56s(exp.1/60s,ISO200)
VMC200L+EOS 6D+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)
FL=1950mm,F=9.75
新機材はビクセンのVMC200L。程度の良い中古をGET。
口径20cmで焦点距離1950mmのカタディオプトリック式の鏡筒。
ベランダ撮影派として、惑星撮影や観望にも挑戦してみたくなっての入手。
ところが鏡筒が到着して以来、まったく晴れなくなってしまった。
ジリジリしながら待ち続けていたところ、今朝、午前1時。
たまたま目覚めて外を見たら下弦前のお月さま。
雲が南の方角からゆっくりと押し寄せてきていたが、大丈夫だろうと準備開始。
ところがやはり甘かった。
準備をしながら周囲が妙に暗くなったと思って見上げると、月は雲の中。
しかし諦めきれずにそのまま待つこと1時間。
ようやく大きな雲の切れ間が。
慌てて月に向けようとするが、今度はどうしても視野に捉えることができない。
焦点距離は2mほどなので、普段の撮影とさほど変わらないハズ。
おかしいと思っていたら、またお月さまが雲に覆われそうな雰囲気に。
そのとき、「あっ!」とひらめいた。
何のことはない、フリップミラーの光路を切り替えていなかったのだ。
すぐさま切り替えると、月が視野に現れた。
ついでにフリップミラーのもう一方に25mmのアイピースをさして月面観望。
ちょうど視野いっぱいのお月さま。実にまぶしい。
アイピースから目を離しても残像が残っている。
「あ、撮影しなきゃ」とバタバタ数コマ撮影したところで、再び、雲の中へ。
何とかファーストライトを終えた。
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コメント
新機材はVMC200Lでしたか。1950mmは迫力がありますね。
私も最近惑星撮影に興味が出てきたので押し入れに眠っている借り物のR200SSを引っ張りだそうかと思っていたところでした。でも光軸調整をまじめにしたことがないのでそこから始めなければなりません。
投稿: まるひ | 2013年6月28日 (金) 10時13分
ベランダ撮影機材でしたか。R200ssは星雲星団 こちらは惑星・月とビクセンも使い分け売り分けをしてますね。そういえば、この鏡筒たまに中古でますよね。使いきれてないんじゃないですか。
中古は長期レンタルの感覚でいくことにして、原資とし、新しい機材に更新するのがいいですが、一度手にすると手放すのがなかなかです。特に望遠鏡はかさばるので包装も面倒。ついレンズとかカメラになるんです。
星雲星団だけだと快晴状態でないと使えないのでこちらのほうが稼働率は高いでしょう。月面撮影にまた強力な機材が追加され今後の画像が楽しみです。
それにしても晴れませんね。昼間はいいのに、夜はほとんど曇りや雨。機材をメンテするしかないです。もう少し電子工作に強くなっておくべきでした。元アマチャ天文家が自作から販売に転じるのもなんとなくわかる気がします。
投稿: satelight57 | 2013年6月28日 (金) 19時05分
まるひさん
機材が変わると撮影の段取りも変わるので、
バタバタのファーストライトでした。
雲が流れていたワリには気流が安定していた感じだったのですが、
撮影コマ数も少なく、写りはイマイチ。
もう少し落ち着いて撮影しなければダメですね。
投稿: 星のおじさん | 2013年6月28日 (金) 21時02分
satelight57さん
ひょとしてレンズだと思っていらっしゃったのですね。
期待を裏切ってすみません。
おっしゃるように、撮影機会を増すための新機材という意味合いもあります。
satelight57さんのところも、同じお天気具合ですか。
ホントにイライラする毎日です。
月・惑星は動画+スタックでも狙ってみたいと思っています。
投稿: 星のおじさん | 2013年6月28日 (金) 21時09分