水素増感テクニカルパン2415と6415がでてきた
我が家の冷凍ストッカーが壊れた。
そこで中身を整理していたら、食品などの一番下からお宝?が出てきた。
すっかり忘れていた。
知る人ぞ知る、一世を風靡したコダック社の水素増感テクニカルパンフィルムである。
R64などのフィルタを使って撮影し、
D-19などの現像液を組み合わせて硬調に仕上げると、
目に見えなかった赤い散光星雲が見事に姿を現すのであった。
103aEに比べて粒状性にも優れていた。
また、POTAなどの軟調現像液と組み合わせて、月面撮影などに多用された。
アナログ時代のいわゆる「テッパン」フィルムだったが、
製造が中止され、写真はデジタルへと変わっていった。
その数を数えてみたら、
2415 7枚撮り…3本
2415 12枚撮り…5本
6415(120) …7本(裏紙なし)
もあった。
当時の価格で2万円を超える本数だ。
いくら冷凍保管していたとはいえ、購入からもう10年以上経過している。
使えないとは思うが、このまま捨てるのももったいない。
さて、どうしたものか。
UTNの個人売買掲示板に送料負担のみで掲示すれば、
引取ってくださる方は出てくるだろうか。
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コメント
なつかしい~。103aが出てすぐ水素増感2415でしたねえ。それまでトライX
しかなかったので魔法のフィルムみたいでした。白黒でも感動ものでしたね。
我が家にも期限切れの水素増感6415が4~5本ありましたが、家内が節電で
冷蔵庫の電源をきったためカビがはえて、やむなく廃棄しました。
未使用ミニコピーだけは10本ほどありますが引き取り手はないでしょう。
昔はフィルム選択が重要で機材更新なんて考えられませんでした。
高校生のころ天文部でトライXを100フィート買ってフジのパトローネをカメラ店
から大量にわけてもらい暗室でつめなおして使用しました。1年間は十分使えました。
あのころのほうが1回1回慎重に撮影していたと思います。
投稿: satelight57 | 2013年10月 7日 (月) 00時54分
やっぱり同じ環境育ちでした(笑)
育った場所は違いますが、同じ情報を仕入れ、
同じ環境で同じようなことをやっていましたね。
そういう話ができることを、とても嬉しく思います。
フィルムカメラはEOS7とペンタ67ボディ(吸引改造・B無電源改造)が
なぜか残っています。
どうしてもデジタルに馴染めなかった頃、EOS7を衝動買いしました。
ただ、その後、デジタルがゆっくりと形になってきました。
ペンタ67はボディだけ残して、レンズはすべて売ってしまいました。
ということで、たぶんフィルムカメラの出番はないかもしれません。
いまほどベランダへ出てみたのですが、今夜は曇り。
日中は夏のように暑く、またキレイな青空が続いていたので、
カメラとレンズの組み合わせや被写体をあれこれ考えていました。
残念ながら今夜は実行できそうにありません。
また、次の機会にでも。
投稿: 星のおじさん | 2013年10月 7日 (月) 21時05分
今やデジタル・・・
写真の面白味が抜けてしまい、シャッターを切るのが年に何回あるか・・・❓
写真自体つまらなくなった。
投稿: 懐かしいw | 2020年5月24日 (日) 18時31分
こんな7年も前の記事を見つけてくださり、
その上、コメントまでいただきありがとうございました。
そういえば、このフィルム群。
その後、どうしたのか記憶が定かでない(笑)
TP時代にご活躍をされた方とお見受けしました。
写真、魅力なくなりましたか。
私も気づいた時にはアナログからデジタルに切り替わっていて、
いまでも馴染んだかといえば、そうでもないような。
まあ、時代の成せる業なのでしょうね。
私なりに、ゆっくり向き合っていきたいと思います。
投稿: 星のおじさん | 2020年5月24日 (日) 20時52分
昨月、冷凍庫の水素増感TP6415を処分したTAKです。
"水素増感フィルム"で検索し、ここに辿りつきました。
私は、とうとうデジタルに移行できず、2006年あたりを最後にフェードアウトしてしまいました。
フィルムは10年以上意地?で死蔵していましたが、このまま遺品(^^)になるのを恐れて処分しました。
懐かしいwさんが仰るように、私も天体写真自体がつまらなくなってしまったのかもしれません。
ボチボチとデジタルで再開してみようかなぁ。
天文ガイドなんかも10年以上眺めてませんが、久々に買ってみよう。
なんかグダグダとすみません。
また寄らせてもらいます。。
投稿: TAK | 2021年3月25日 (木) 16時20分
TAKさん
こんばんは。
放置ブログをご訪問くださり、
またコメントを残していただきありがとうございます。
私はまだ、ブツが冷凍庫にそのまま残っています(笑)
デジタル移行は、何とか食らいついてみましたが、
確かに昔のような熱意は、自分自身、感じられませんでした。
また、数年前に星と向き合うことを考えさせられる出来事に直面し、
それ以来、テンションは低いところで停滞したままとなっています。
でも、戻るところは「ここ」しかないとも思っています。
これまで2035年9月2日の本州横断皆既日食をボケることなく観望することが目標でした。
つい最近、それが2037年11月20日のしし座流星嵐再来に変わりました。
とにもかくにも、健康第一です^^
投稿: 星のおじさん | 2021年3月25日 (木) 21時13分