サンシャインプラネ「満天」へ行ってきましたが・・・
ふと思い立ち、久々に池袋サンシャインのプラネタリウム「満天」へ行ってきました。
実は、東京へ行くのは今年初。
東京が大好きな星のおじさんとしては、これだけ行かなかったのはUターン以降初かもしれません。
交通費節約につき高速バスを利用。
途中で休憩となる上里サービスエリアでは、恒例のまる天のたこ棒をゲット。
当ブログをご訪問いただく「先さん」のお近くでしょうか?
ウツラウツラとしている間に、あっという間に池袋駅東口に到着。
晴れているのに高層ビルの陰となって道路にほとんど光が当たらず、
そこを大勢の人がザワザワと行き交っているのは、いかにも都会という感じです。
サンシャイン・満天へ。
平日の昼間だというのに、結構、お客さまがいます。たぶん私以外は全部カップル。
(あとで確認したら、カップル向け番組でした)
じっくり観たかったので、解説台脇のベストポジションに陣取ったのですが、
係員さんが次々と周囲にカップルを投入してきます。
お客さまが多いとはいえ、座席にはゆとりがあるというのに、
何でそんなに一部エリアに詰めまくるかな~。
「どこへ座ったらいいですか?」と聞いた人だけご案内すればいいのに、
入口から入ってくるすべての人を案内しまくるんだモン。
今回、満を持して出かけて行ったのには訳があります。
以前にも書いたことがありますが、満天が再開して最初の番組、
「満天星に抱かれて」
にいたく感動したから。
私はこれぞプラネタリウム番組だといまでも思っています。
で、今回が10周年記念番組。
「One Planet the Earth -未来は星空の中に-」
記念番組として、それなりにインフィニウムSを多用した番組を期待していたわけです。
40分弱の番組を見終わりました。
なんだろな~、いまのプラネタリウムって、こういう構成じゃないとウケないんだろうか。
せっかく光学プラネが鎮座しているというのに、なんでCGの星空ばかりを展開するのか。
動きは派手だし音響も素晴らしい。
流行のタイムラプスを多用しているのも、シーンによっては効果的。
特にハワイ?の夜景は見応えがありました。
でも、プラネタリウムを観に行ったという気持ちはまったく残りませんでした。
私の感性が古いのでしょうが、あれ、プラネタリウム番組じゃないです。
インフィニウムSがメインではなく、添え物のように感じられてしまいました。もったいない。
今どき、あのような番組構成や展開でないとダメなのかな・・・
「ALMA まだ見ぬ宇宙へ」を観たほうが良かったのかもしれません。
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コメント
それは残念でしたね。星屋としては生の星空を眺めたいですよね。
昔ながらの日没から始まって日の出まで見せてくれるような番組ってもうあまりやらないのでしょうか。私も一度は東京にいってメガスターとか見てみたいのですが。
新潟市にある県立自然科学館のプラネタリウムは「星空さんぽ」という番組があって生解説で星だけを見せてくれます。行く季節によって見える星空が違います。私は一度6月に行きました。今度は秋か冬に見てみたいです。
投稿: まるひ | 2014年10月 5日 (日) 23時25分
>当ブログをご訪問いただく「先さん」のお近くでしょうか?
呼びましたぁ?
現住所から上里SAは歩いて500mくらいではないかと思います。
友人と裏から入ってスタバでコーヒータイムとかしてます。
次の機会には是非お声がけください。
投稿: 先 | 2014年10月 6日 (月) 04時08分
まるひさん
私が関わっているプラネタリウムは、
日没から始まって日の出で終わるという、その昔ながらのパターンです。
渋谷の五島プラネタリウムで育った年代ですので、
プラネタリウムとはそういうものだという固定観点が頭を固くしているのかもしれません。
でも、プラネタリウムの本質って、やっぱり五島プラネタリウムスタイルだと思うのです。
投稿: 星のおじさん | 2014年10月 6日 (月) 20時29分
先さん
結果的に呼んでしまいましたかね(笑)
上里SAで青空を見上げながら、
「先さんはこの空でイリジウムフレアを見ていらっしゃるんだな~」
と思っていた次第です。
投稿: 星のおじさん | 2014年10月 6日 (月) 20時32分