楽天カードが不正使用された！

朝起きてメールをチェックすると、何やらヘッダに【重要】【至急】の文字。
差出人は楽天カードセキュリティセンター。
何でも私の楽天カードが不正利用された可能性が高いとのこと。
こういう場合の言葉の使い方は「可能性」ではなく「おそれ」じゃないかなと、
余計なことを考えながら文面に目を通す。

まてよ！？このメール自体が新手の詐欺なのではと思い、
文末に書かれていた電話番号をググってみたら、
同じようなメールが届いてきちんと対応してもらったというブログ記事を多数発見。
どうも出所は確からしい。
とはいえ、それだけ悪用実績のあるカードってどうなのよ？って気持ちもなきにしもあらず。

ということで、安心して？セキュリティセンターへ電話。
先方から問われて氏名と生年月日を告げると、
「○○○店で昨日、86,910円のカード利用情報が登録されたのですが、お買い物はされましたか？」とのこと。
もちろん実店舗でもウェブショップでもそんな買い物はしていない。
そう答えると、
「わかりました。○○○店ではここ数日、同じような不正カード利用が発生していて、
お客さまの件が似たようなケースだったので、確認メールを送らせていただいたものです。
利用情報はキャンセルしますので、お客さまに迷惑がかかることはありません。
現在のカードは利用停止にしています。
10日ほどで新しいカードをお届けしますので、お手元のカードは破棄してください」
と説明があった。

それにしても、楽天カードは楽天市場でしか使用していないはず。
そこで、カード情報は各店舗に流れるのかと尋ねたところ、それはないという。
そういえば昨秋、一度だけ楽天市場以外の店舗で使ったことがあったなと思い出し、
そこからの流出でしょうか？と聞いてみたが、
「原因や流出ルートはわからない。ウィルス感染、IDやパスワード流出などいろいろなケースが想定されます」との説明。
ウィルス定義は最新だし、とするとID等の流出だろうか？
言われてみれば、確かに同じIDなどをあちこちのサイトで使い回ししている。
でもそのIDが楽天のカード情報とどこでどうリンクするのだろう。
少なくとも楽天カード情報を登録しているのは、楽天市場しかない。
○○○店に会員登録した覚えもないし。

もう30年以上も昔。私は都内某店舗の店頭で商品を販売していた経験がある。
支払いにカードを提示されると、お客さまからの視線の死角に入り、
各カード会社から送られてきた不正カードリストと照らし合わせていたことを思い出した。
いまの時勢ならばスキミングが疑われかねない所作だが、幸い、問題となるような事案には遭遇しなかった。

何にしても私の楽天カード情報が流出したことは間違いない。
いままではネット通販にカード情報を使うこともそれほど抵抗はなかったのだが、
これを機会に楽天市場も含めて登録済みカード情報は削除し、
月々の利用情報は必ずチェックすることにしたいとつくづく思った。