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2016年4月 9日 (土)

さそり座頭部付近での競演

Img_0771
2016.04.09 02h30m38s(exp.300s,ISO1600)
EOS 6D(SEO-SP4改)+ZEISS Otus 1.4/85 ZE(F2.8)
LPS-D1・EOS-MFF-C+自作ソフトフィルター+KYOEI AP-WM

Img_0771_2

さそり座頭部付近では、火星とアンタレスがその赤い輝きを競っている。
アンタレスの名前の由来はアンチアーレス(火星の敵)とされ、さらに土星も加わり、見応えは十分。
その構図を85mmで切り取り、ソフトフィルターで滲ませて表現してみた。

実は若干薄雲がかかっていて、あえてソフトフィルターを使う必要もなかったのだが、
製作した自作フィルターをデビューさせてみた。
Otus85mmのフィルター径は86mmもあり、ソフト系フィルターは市販されていない。
そこで同径のプロテクトフィルターに透明ラッカーを吹きかけて自作したもの。

さらにもう一品。
IDASのEOSフルサイズ用光害カットフィルター「LPS-D1・EOS-MFF-C」のファーストライト。

Dsc_0054

フルサイズ用の光害カットフィルターは、以前、Astronomik社製を購入したが、
どうも色合いの調整が難しく、すぐに手放すこととなった。
今回は使い慣れたIDAS製のLPS-D1シリーズのもの。
私にとってはこちらのほうが扱いやすかった。
このフィルターを装着するとピント位置が大きく変わる。
それと常時ミラーアップ状態となるため、ピント合わせや構図決定は、ライブビュー対応。
特に広角系では1等星以上しか確認できず、何コマか試写をして対応した。

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コメント

 写真に解説があるのでよくわかります。ソフトフィルターをつけると大きくなって目立ちますね。それにしても さりげなくOtus85mmですか。まいりました。

 6Dフルサイズ用の天文フィルターですが星景写真用のハーフフィルターってないですかね。(笑)地上付近だけ光害をカットするフィルターとか。これって開発したら日本だけですが かなり売れると思う。

投稿: satelight57 | 2016年4月10日 (日) 06時47分

NDフィルターにはハーフNDっていうのがありますが、
効果に対する発想は、ハーフ光害カットも一緒ですね。

今朝も晴れていましたが、空模様が前日と同じような感じでしたので、
お出かけはパスしました。
でも、夜明け前にはかなりクリアな感じになり、ちょっと後悔しています。

投稿: 星のおじさん | 2016年4月10日 (日) 09時30分

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