観測地(星見場所)変遷ものがたり~その3~
◇郊外高台(1990年代~2000年頃)
光害の波はどんどんと押し寄せてくる。
そのうえ、アプローチ道路の途中にダムが建設されることになり、
大型車両が行き来するようになった。
こちらは夜なのでそれとの遭遇はないが、立ち入り禁止の看板なども掲げられ、
慣れ親しんだ市街地高台に見切りをつけることとなった。
会長がまたまた市内を駆け巡り、新しい観測場所を見つけてきた。
車で30分以上かかり、市街地を抜けることになるが、比較的視界は開け、光害の影響も少ない場所だった。
ここにも機材小屋を設置。
単管+トタンバージョンから卒業。星空観望会講師謝礼などを貯めていた資金でイナバ物置を購入。
100人乗っても大丈夫かどうかはわからないが、冬の維持管理が少し楽になった。
ちなみに単管+トタンバージョン時には、
降雪が落ち着くと、会長以下屈強な面々が雪上を1時間以上歩いて小屋へ向かい、
雪おろしの作業をしていた。
この頃からメンバーの高齢化とともに同好会としての活動量は少なくなる。
小屋の維持管理も容易ではないことから、機材収納物置を撤去し、今後、共有の観測場所は持たないこととした。
必然的には会としての活動はほとんどなくなってしまった。
いまにして思えば、やはり活動の拠点は大切である。
時折、会長と道ですれ違うと、
「ペルセ群の頃にでも、また声をかけて集まってみるか」という話は出るのだが、未だ実現していない。
とはいえ、同好会は解散していないので、形だけ(名前だけ)は続いている。
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