南の島からの便り
3週間ほど前、中学校卒業50周年の同窓会があった。
一番、遠方の参加者は、何と「種子島」からだった。
なんでも仕事の関係で、現在、生活の拠点を置いているらしい。
「種子島、宇宙センター、南天の星・・・」
そんな思いがふと心をよぎった。
同じように思った女性がいた。
とにかく彼女は好奇心旺盛。星に限らず自然大好きな昔少女(=おばさん)だ。
LINEで星のことや宇宙の質問を、バンバンぶつけてくる。
望遠鏡も持っていて、「木星の衛星が3つしか見えないけど。なんで?」
と質問してくるほど。
その彼女がくだんの種子島から参加の彼をたきつけたようだ。
「種子島・・・星がきれいでしょ」
しばらくして、彼から送られてきたという1枚の写真が届いた。
そこには冬の大三角がきれいに写っていた。
最近のスマホのカメラ性能は、本当に凄い。
(あれっ、この高さならば間違いなくカノープスが見えるハズ・・・)
すかさず彼女に返信。
「彼にカノープスの位置を教えて、写真撮ってもらってよ!」
「彼がますます星に興味を持ったらしい」
彼女からのLINEには、そう添えられていた。
「じゃあ、次はエリダヌス座をたどり、アケルナルを探してもらってよ」と返信。
果たして報告は届くだろうか。
我が家からは残念ながらカノープスは見えない。
計算上では見えるのだが、南側の山が邪魔をしている。
数日前、地平まできれいに夜空が晴れ上がった。
おおいぬ座が南中している。
思い立って、南の空低くにカメラを向けてみた。
やっぱり、我が家からはカノープスは見えない・・・改めて思い知らされた。
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