記録・観測

2024年8月 9日 (金)

今日の太陽面(8月9日撮影)

Dsc_3706

なかなか賑やかです。

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2024年6月30日 (日)

2024 MK(小惑星)とNGC6818の接近

20240629_2024mk_5
2024.06.29 22h25m01s(exp.10s,i.v1s,ISO3200)×90コマを比較明合成
D810A+75SDHF(500mm.F6.7)+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)
【天文ガイド2024年10月号掲載】

降って湧いたようにそのニュースは飛び込んできた。
10日ほど前に発見された小惑星が地球に接近するらしい。

NGC6818に接近する、天文シミュレーションソフトに軌道要素を入力しても時刻がズレるので、
JPLのサイト
で計算しなくてはならない などなどの情報が次々と。
幸い、その方面に明るい友人が我が家の経度緯度から計算してくれた。
NGC6818への最接近は22時31分か32分頃とのこと。

もうひとつ、我が家のベランダからの視界、南東方面は良くない。
22時過ぎに確認してみたが、まだ南斗六星が見えていない。本当に大丈夫なのか。

NGC6818を自動導入で中央において、22時31分の前後10分間の撮影をすることにした。
22時15分、試しに1コマ撮影。ところが、画角の4分の3は杉の木が写り込んでいる。
間に合うかどうか心配になったが、2024 MKは待ってくれないので、
予定より5分遅れでスタート。後は野となれ山となれの心境。
終了時刻は予定どおりとしたため、
NGC6818をはさんで非対称な光跡が描かれてしまった。
ちなみにNGC6818への最接近画像は、22時31分26秒から露光が始まっていた。
計算どおり!

しかし、天文イベントの時って、当地はお天気に恵まれないことが多い。
しかも梅雨のさなか
。なのに今回はどうしたのだろうか?
何カ所か2024 MKの光跡が乱れているのは、ご愛敬ということでご勘弁を。

 

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2024年6月20日 (木)

月とアンタレスの接近

Dsc_2940

最接近からおよそ1時間後の月とアンタレスの様子。
当地では星食にはならず。
ちなみに最接近時には、自宅からは山の陰で見えず。

薄雲に覆われ続け、それが厚くなったり薄くなったり。
とりあえずアンタレスが赤っぽく写ったので、これでヨシ!

星食となった地域の皆さん、お天気はいかがでしたか?
(撮影時刻:20時08分52秒)

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2024年5月23日 (木)

恒星に接近するツーチンシャン・ATLAS彗星(C/2023 A3)(5月22日撮影)

20240522_3

5月22日。
満月前の大きな月が輝いている。
GPV予報はあまり芳しくはないが、とりあえず撮影態勢に入った。
いつものようにツーチンシャン・ATLAS彗星を撮影。
パソコンのライブビュー画面を見ると、彗星のすぐ近くに恒星が輝いていた。
しばらく画面を見ていると、どんどんその恒星に近づいてくる。
そんな光景を見ながらイメージしたのがこの画像だった。

1コマは20秒露出。それを3枚コンポジットして60秒露出画像とし、
全210コマから70コマを作成。
恒星に対する彗星の位置を確認しながら、
まず中央のコマを決定。あとは、概ね等間隔となるような4コマを選んだ。
全部で5コマ。その5コマの画像を比較明合成して作成した。

露出開始時刻は、画像の東側から
〇19時45分13秒~60秒(以下、同じ)
〇20時00分47秒~
〇20時17分43秒~
〇20時32分56秒~
〇20時49分13秒~

恒星はGSC282.258(11.41等級)(ステラナビゲーター12で確認)とのこと。

機材データは以下のとおり。
ZWO ASI294MC Pro +GS-200RC(1624mm.F8)+RC用0.75×レデューサー・フラットナー(1218mm,F6)

+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)+QBPフィルター+SURER STAR V

友人に見せたところ「シューメーカー・レビー第9彗星みたいだ」と評された。

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2024年5月11日 (土)

今日の太陽面(5月11日撮影)+串田周期彗星/144P(5月10日撮影)

Dsc_2099
2024.05.11 13h51m53s(exp.1/125s,ISO400)
75SDHF+TC-301 2X+D810A+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)+D5Filter
FL=1000mm 合成F=13.3 Photoshopで画像処理

黒点が出ていると聞き、久しぶりに太陽面へ鏡筒を向けてみた。
勝手が違うため、「あれっ?どうするんだっけ?」状態はいつものこと。
それにしても日差しは初夏。暑い。
撮影後に双眼鏡を向けてみた。キレイに見えていた。
こういう時のために、APS-Cのデジカメが1台あってもいいな・・・と、よからぬ思案(汗)

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2023年12月 5日 (火)

ベガとポン・ブルックス周期彗星/12P (12月4日撮影)

20231204_p12_294_4_3_20231205221201
2023.12.04 19h10m34s exp.30s×30コマ合成 ※グレースケール変換
ZWO ASI294MC Pro+75SDHF(500mm.F6.7)+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)
ステライメージ9+Photoshopで画像処理

ノートリミングの構図。
294との組み合わせでは、1000mm相当の画角になる。
今日、明日ともっと接近するのだが、どうもお天気が思わしくない。
ということで、とりあえずブログアップ。

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2023年9月 5日 (火)

月と木星の接近(その2)

Img_0039

スマホで写したこちらのほうが「それらしい」かも・・・

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月と木星の接近

Dsc_5604
2023.09.05 04h48m05s(exp.1/15s,ISO800)
D810A+RedCat51(250mm.F4.9)+LPS-P2 +EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)

今朝も西村彗星をと目論んでいたが、残念ながらほぼ曇り空。
ぐるりと見渡すと、薄雲越しに月と傍らの木星が目に飛び込んできた。

こういう光度差のある被写体では、どちら寄りで露出するかで悩む。
結果として中途半端になり、どっちつかずの画像となってしまう。
いつものことである。
今月21日にはアンタレス食。
また同じ悩みを抱えることになりそう。
まあ、その前に晴れるかどうかではあるが。

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2023年8月13日 (日)

星見の原点・ペルセウス座流星群

New1_4
2023.08.13 02h01m24s,02h11m38s,02h22m14s(exp.60s,ISO1000)
D810A+AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(24mm,F2.8)+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)
3コマをPhotoshopで比較明合成

大変ご無沙汰。
超久しぶりのブログ更新。

それにしても、目が覚めるような一撃。見応えのあるペルセ群だった。
痕もしばらく残っていた。

思えば1972年8月12日から13日にかけて、友人たち数人とペルセ群観測。
あれが本格的な観測事始め。
そして、沼にハマっていく最初の一歩だった。
1時間に100個を超える流れ星の乱舞が、時間を忘れさせた。

毎年、この時期になると思い出す。
あの時こそが、半世紀を超える星との付き合いの原点だったと。

今夜も・・・晴れる・・かな?

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2020年8月14日 (金)

ペルセウス座流星群

Dsc_4661_2
2020.08.14 01h06m08s(exp.120s,ISO800)
D810A+AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(24mm,F2.8)+EM-200(K-ASTEC AGS-1X改)
※流星出現時刻は01h07m15s頃(0等級)

大失敗。
夜露を甘く見てしまった。
このところ、乾燥している時期や風がそれなりに吹いている時にしか撮影していなかったので、
ヒーター使用とは、とんとご無沙汰だった。

前夜の極大日は雲に覆われてしまったり、雨に降られてしまったりしたので、
今夜こその意気込みで夜を迎えた。
GPVで確認すると、夜半過ぎには晴れ間が広がる予報。
いったん寝て、0時前に起床。
ベランダへ出てみると、星は見えているものの思っていたよりも雲が多い。
遠征を諦めて、ベランダ撮影開始。
実はつい最近も遠征予定地域の近傍で熊出没情報があり、どうも気が進まなかったということもある。

そして撮影開始から1時間後。上記のコマ撮影となった。
その後、ファインダー越しに夜露の付着を知り、愕然としてしまった。
それでも、何とか写り込んでいてくれたので、ブログアップと相成った。
群流星5個、散在流星5個を確認。
2時過ぎには雲の飛来が頻繁となっっため、撤収。
ベランダは快適だったが、部屋へ入ると、蒸し暑いのなんのって。
でも、久々のペルセ群撮影に大満足の一夜だった。

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